平成14年に熊本大学は、文部科学省が行う地域貢献特別支援事業にLINK(Local Initiative Network Kumamoto)構想を提案し、採択されました。 この事業は、政策創造研究教育センターの前身と言えます。その後、平成17年から21年まで5年間、政策創造研究教育センターが「持続可能な社会の形成」という大きな研究テーマを掲げ、大学全体の地域貢献の取り組みを牽引してきました。
 さらに、「持続可能な社会の形成」「公平で、効率的な社会資本の整備」「安心で、安全な地域社会の形成」を3つの活動領域としてターゲットを絞り、その推進のために、学内共同研究とサイエンスショップ型研究を推進してきました。

サイエンスショップ型研究

サイエンスショップとは、大学をベースにして、専門家や学生が、地域の市民やNGOの要望にこたえて調査研究、技術開発を一緒になって行う市民サポート組織です。1970年代にオランダの大学で誕生し、現在はオランダの全大学にあるほか、デンマーク、ドイツ、フランス、イギリス、オーストリアなど欧州各国のほか、カナダ、韓国にも広まっています。近年は欧州連合(EU)でもサイエンスショップ推進に助成が行われるなど、高く評価されています。米国には1960年代頃から別のルーツで、CBR(Community-Based Research)という同様の活動があり、欧州のサイエンスショップとともに、国際的なネットワークがつくられています。

サイエンスショップの特徴

サイエンスショップ型研究プロジェクトチーム 熊本大学政策創造研究教育センターでは、大学の知的・人的・物的資源を結集した研究成果を地域社会に還元し、併せて地域政策を担う人材を育成するため、大学と市民が協働で地域課題の研究に取り組む「サイエンスショップ型研究」を事業化し、その成果を地域社会の抱える課題解決に向けた政策提言として公表しました。

事業概要
1)事業内容

本研究の趣旨に最も適した研究課題及び市民メンバーを選定し、その課題の解決に適した学内の教員や研究者等からなる専門家メンバーを召集する。市民メンバーと専門家メンバーがプロジェクトチームをつくり、協働で研究課題に取り組み、課題解決に向けた政策提言を行う。

2)活動拠点

熊本大学工学部「まちなか工房」 / 熊本市南坪井町1-5 サンコスメディオ2階

3)研究成果の公表

本事業は、政策提言を地域社会に対して公表していくことを使命とする。
そのため、次の方法により、年度末に成果を公表する。
1.政策創造研究教育センターの研究成果報告会で、政策提言を公表
2.研究成果を「政策研究レポート」とホームページに公表

政策研究レポート実績
坪井川を活かした川まちづくり
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坪井川と中心市街地活性化(平成17年度~18年度) pdf